その他

【シワやたるみは肌細胞の老化以上に頭蓋骨ヤセが深刻原因】

  1. HOME >
  2. その他 >

【シワやたるみは肌細胞の老化以上に頭蓋骨ヤセが深刻原因】

今朝のNHKあさイチという番組で、
《衝撃の新事実!老け顔の秘密は骨にあり!》
という特集が組まれていましたね。

要点だけをざっとまとめると、

  1. 顔のシワやフェイスラインのたるみを加速させるのは肌の老化より『頭蓋骨ヤセ』が深刻
  2. 頭蓋骨ヤセの原因は、年齢の低下とともに進む骨密度の低下
  3. ただし、現代は20〜30代でも若年性の骨密度低下が散見されていて、将来は現中高年以上に深刻な問題になる可能性が高い
  4. 頭蓋骨ヤセの予防や改善には、サプリ接種だけでは限界があるため、適切な栄養摂取と並行して『骨への効果的な刺激』が不可欠

って感じ。

骨への効果的な刺激ってなに?と思う方もおられるでしょう。
もちろん頭蓋骨を直接ガンガン叩いたりするわけではありません(笑)。

  • どこをどう刺激すればいいのか?
  • なぜその刺激方法がより良い方法なのか?

からだのしくみに詳しくない人にもわかりやすく、説明していきます。

後半には、テレビでは放送の限界がある部分も補足しながら、より効果的で取り組みやすいエクササイズや日常活用法もご紹介。

では、いってみましょう。

実年齢関係なし!
老け顔の秘密は骨にあった

年齢を重ねるごとに骨の密度が低下していくことは、多くの人がご存知だと思います。
ですが、減っていくのは骨密度だけではなく、骨のサイズそのものも減っていくんです。

それは頭蓋骨も例外じゃありません。
頭蓋骨の骨密度が低下していくことで、頭蓋骨そのもののサイズも小さくなっていくんです。

なっとく女子
なっとく女子

それって
小顔になってラッキーじゃん!

って思っちゃいそうですが、ちょっとまってw。

骨は少しだけ小顔になりますが、違いがはっきりわかるほど小さくなるわけではありません。
なのに、そのちょっとの違いが、骨の周りについている筋肉などのお肉にとっては致命的なダメージになってしまうんです。

2つの棒を繋いだゴムが、こうしてピンッと張っている状態から、

棒の感覚が狭まれば、当然ながらゴムは緩んでタルミますね。

筋肉はそれぞれベストな距離というものがあって、成長期に上の図のようにピンと張る状態で身体が出来上がっていきます。
ですので、骨のサイズが変わると筋肉が本来の働きをしにくくなって、代謝も下がりますし、お肌も含めたその部分全体がタルミます。

土台である骨が小さくなることで、今まではハリを保てていたお顔も、タルミやシワができやすくなってしまうという仕組みなんですね。

一般的には、年齢を重ねるごとに骨密度が低下していきますが、
現代人、ことさらコロナ禍を通過してきた私たちは、コロナ前に比べて骨密度が低下している人が増えています。

その傾向は中高年の方々に多いですが、生活習慣の変化を受けて20〜30代も増加傾向にあるのが悩みどころ。

『骨密度といえば高齢者』的なイメージだったものが、なぜ今、若い世代にまで広がってきていると思いますか?

若い人まで骨密度が下がる理由

骨密度が下がる大きな要因は3つあります。

  1. 栄養不足
  2. 運動不足
  3. 体内機能低下

です。

飽食時代の栄養失調

現代は飽食の時代です。
それどころか、フードロス問題が深刻化しているレベルですよね。

でも、身体が必要としている栄養という意味では、昔より現代のほうが足りていない現実があります。

今の食事で取れる栄養のほとんどはカロリー栄養素と呼ばれるものですが、骨や筋肉やお肌のために必要な栄養素は代謝栄養素と呼ばれるものです。

普段の食事に含まれる栄養素は、炭水化物や脂質がほとんど。
最近はプロティン食品も増えてきて、タンパク質は以前よりも接種が増えていますが、骨も筋肉もお肌も髪も、若さと美しさをキープしたい場所に必要な栄養素はこれらだけでは足りません。

ビタミンやミネラルと呼ばれる栄養素とのコラボがないと、骨にも筋肉にもならないし、ましてやお肌や髪には行き着かないんです。

以外でしたか?

だから、毎日3食しっかり食べていたとしても、それが骨や筋肉に必要な栄養素がどれだけ含まれているかといえば、充分とは言えず、慢性的な材料不足担ってしまっているのが、現代の食生活の実態です。

今の高齢者が成長期だった昭和初期は、食料そのものは少なかったものの、栄養価がもっとも高い旬の野菜ばかりで、口に入れるもののビタミンとミネラルの量は、今以上でした。

そうやって作り上げた、ガッツリ密度のつまりまくった骨や筋肉や各組織を持つ昭和前期の人たちが、年を取るに従って骨密度が減り、中高年になってようやくタルミやシワとなって現れていますが、今の20〜30代は中高年の人たちほど中身の詰まった身体で成長できていません。
身体のサイズは大きくなったのに、中身はスカスカでスポンジ(ちょっとオーバーだけど)のような密度です。

だから、昭和では考えられないような
『体育の授業中にスタートダッシュをしたら脚を疲労骨折した』
なんていう出来事が、少なからず起きているんです。

絶対的な運動量低下

必要な栄養素の不足と並行して、絶対的な運動量も低下していますよね。

乗り物が進化して便利になった反面、私達自身の運動量は激減してしまっていますし、昭和時代と同じようなことをしていても、その内実はまったく違うものになっているものもありますね。

そう、自転車です。
今の中高生(もちろんオトナも)は、昭和の頃には存在しなかった電動アシスト自転車に当たり前のようにのっているでしょう。
これ、今の中高年が自転車通学してたのと同じような目で眺めていますが、全然レベルが違うんですよ。
運動量という意味では天地の開きがあるほどです。

その他にもエスカレーターやエレベーターなど、文明の利器はいたるところにあって、その恩恵を受けまくってますから、日常生活の中で自動的にやらざるを得ない運動量は驚くほど低下しています。

だからみんな、スポーツジムなどで運動をしているんですが…。

筋トレって、ほとんど筋肉にしか作用しない運動なんですよね。
若さや美しさには筋肉が大事ではありますが、筋肉だけでなんとかなるものではないんです。

頭蓋骨ヤセが取り上げられている今回の件でも、筋トレじゃ同仕様もないんですよね。

大事なのは日常生活の中での動き。
とりわけ『歩き』が重要なんです。

3つ目の体内機能の低下については、次の項目にも関連するので、そちらでお伝えします。

食事やサプリだけでは補いきれない現実

体内機能って何?
と思う人も多いでしょう。
体内機能とは身体が正常(ベスト)な状態を維持し続けるための機能のこと。
この機能が低下すると老化は確実に加速しますし、さまざまな不具合や病気につながっていく原因にもなります。

これまで触れてきた栄養不足や運動不足。

はてな女子
はてな女子

じゃぁ、食事でもサプリでも、たっぷり栄養を摂り入れるようにすれば解決じゃね?

運動も『歩きが重要』ってんなら、ガッツリ歩けば解決じゃね?

と思うでしょう?

ところが、そう簡単にいかないのが人体の神秘。

筋トレしてる人は周知の事実ですが、
身体は『意識的に集中して刺激した箇所が育つ』んです。

そう、どれだけたくさん栄養を摂り入れても、基本的な体内機能以上には筋肉も骨も肌も育ちませんし、
どれだけたくさん運動しても、その運動で刺激した場所以外には効果がほとんどないんですね。

だから『私はサプリしっかり摂ってるから大丈夫』というのは、単なる思い込みなんです。
摂ってない人よりは栄養が行き届いていますが、それだけでは充分とは言えないんです。

特に25歳をピークに、この体内機能は低下していきます。
最近では25歳ではなく19歳だという発表もあるくらいです。

食事を気をつけたりサプリを摂ったりするのは素晴らしいことですが、それだけだと、どんどん低下していき続ける体内機能に頼るだけになってしまい、せっかくお金をかけて食やサプリに気を使っても、それが有効活用されない身体だともったいない状態に陥ることになりますね。

見えない部分の機能なので、ほとんどの人は自覚がありません。気づかないんです。

ぽっこり女子
ぽっこり女子

最近やせにくくなったなぁ。
朝も起きるのツライし。
週明けも疲れを引きずってる感じするし。

ってのも、体内機能が下がってきているサインの1つ。

あなたは大丈夫ですか?

摂るだけじゃダメ。
摂り入れたものを最大限効果的に機能させられる身体
にしていくことが、現代人には不可欠なんです。

そうすれば、現状の食生活のままでも、骨密度はさらに上がり、筋肉組織もお肌も髪もどんどん生まれ変わり、元気で若々しいあなたへと変貌を遂げていけるようになるんです。
そこに、もっとエネルギーの高いものを摂り入れればさらに最高です。

これらを効果的に改善していく方法に取り組んで、頭蓋骨ヤセからのタルミやシワ改善だけでなく、
全身の若返りをさせていきましょう!

骨を強くする効果的な方法とは

今回、NHKのあさイチで取り上げたのは『頭蓋骨ヤセ』。
なら、頭蓋骨に直接作用させるような方法があるのか?という問題になりますね。

頭をブンブン振り回したり、頭蓋骨を叩いたりしても、頭蓋骨ヤセの対処にはなりません。

骨を強くするには、材料補給と並行して適度な負荷をかけること。

駅や街角でよく見る立ち姿ですが、
こういう片側重心だと、負荷をかけてる側の脚が育って長くなっていくんです。

左右の脚の長さの違い、ひいては骨盤の歪みなどはこうして起きるんですが、それはまた別の機会に詳しくお伝えします。
ここでは『負荷をかけると骨は育つ』が伝わればOKです。

はてな女子
はてな女子

では、適度な負荷を頭蓋骨にどうやってかければいいの?

カカトに負荷をかける運動をすれば良いねん

Bob
Bob

おっと突然Bobの登場ですがww。

カカトに負荷をかけると、全身にその刺激が伝達されるんです。
カカトって、『あまり気にされない身体の部位』の上位にランキングされますが、
実はすごいチカラを秘めてるんです。

みんな、カカトを軽んじちゃダメだよ。
ガンガン使いこなそうね!

Bob
Bob

例えば、同年代で比べても、バレーやバスケの選手は骨密度が高いことが分かっています。
もちろん見た目も若い。
彼ら彼女らが他の人達よりも若くて骨密度が高い一番の理由が
ジャンプを繰り返すことでカカトに衝撃を与えているから。

だからといって、今から新しくバレーやバスケを始めるってのも、なかなかハードルが高いですよね。

あさイチに出演していた川崎医大の太田先生は

  • 縄跳び
  • かかと落とし

を毎日50回程度することを勧めていました。
かかと落としと言っても格闘技ではありませんw。
つま先立ちからストンとカカトを落とす運動のことです。

手軽にできるので、初めてみてはいかがでしょうか?

全身にもっとも効果的な運動は?

太田先生は、縄跳びやかかと落としを勧めていましたが、
Bobはやはり『カカトからしっかり着地して歩くことがもっとも効果的な運動法』だとオススメします。

縄跳びやかかと落としは、どうしても骨や身体への負荷が大きくなります。
人によっては負荷を通り越して『負担』になってしまう場合もあるでしょう。
太田先生も「その点を注意しながら医師の指導のもとで行ってほしい」と発言されていました。

どんな人が見てるかわからないテレビでの発言ですから、予防線を張るのは仕方ないことですし、言いたくても言えなかったことだってあるかも知れません。

ですが、Bobはそんなしがらみ(笑)一切ありませんからハッキリ言います♪

Bob
Bob

カカトを活用した歩き
サイコーだぜ!

ジャンプしたり、かかと落とししたりは負荷が大きくなってしまうだけでなく、
運動するための時間をわざわざプラスしないといけない
じゃないですか。
それって絶対と言っていいほど『あ、忘れてた』ってことになっちゃいません?

歩きにカカト負荷の要素が組み込まれれば、あなたが歩いて移動するシチュエーションは、すべて若返りの運動に早変わりするんですから、やっぱサイコーだぜ!になりません?

でも、ただ歩けばいいってわけじゃないですよ。
意識せず歩いていると、カカトに充分な負荷がかかりません。

一瞬カカトが地面に着地するものの、直後には足の裏全体が地面に着地するはずです。
そして、体重は大半をフトモモ部分で支えているのではないでしょうか?

ましてや女性はヒールやミュールなどおしゃれシューズを履く機会も多いですから、ますますカカトに負荷をかけることが難しくなります。

とりあえずヒールの高さがないペタ靴の例で話を勧めますが、

カカトが地面に着地した時には、まずカカト1点に腰まで体重をしっかりと乗せ、負荷をかけましょう。

カカトを着地させる位置も大事です。
身体のセンターラインに着地させられれば最高ですが、せめて股関節の真下に落とせるように意識して、それ以上は外側にに拡げないよう気をつけましょう。

まとめ

いかがでしたか?
最近問題視されている『頭蓋骨ヤセ』についての原因と対策を取り上げました。

原因は、日常生活の『当たり前が変化した』ことで、気づかないうちに身体の中で起きている《衰え》。

対策は、骨密度を上げて骨を強化すること。カカトへの刺激は頭蓋骨だけでなく体全体への骨密度強化にも素晴らしい効果がある。

ということで、カカト落としウォークをオススメしました。

若くして不調を抱えてしまいたくない。
年齢よりも若い自分でいたい。
どうせやるなら効率のいいやり方を選びたい

そんなあなたは、ぜひ今日からカカト落としウォークに取り組んでみてください。

最後にプレゼンwですが、BB-Styleのレッスン教室では、今回紹介した『カカト落としウォーク』を基礎の基礎として以前からずっと教えてます。
さらに、リフレイン教室では、ヒールの履きこなしだけでなく、
『カカトを着地させないはずのヒールなのに骨密度が上がっちゃう。おまけに美脚にもなっちゃう』
歩き方も取り組んでいます。

受講生はみなさん、若くて素敵です♪
よかったらあなたも仲間に入ってくださいね、大歓迎です♪

もちろん、途中にも書いたように、骨を強くする食事を心がけることも大事。
それについてはまた改めて記事にしますのでお楽しみに。

-その他