前回のKaradaジャーナルには、本当にたくさんの方から反響をいただきました。
ありがとうございます。
コオロギ食に対して、日夜研究を進めている方々には敬意を表します。
何年も前から、実食化に向けて、予算もない中で研究を進めているのですから。
昨今、補助金が出ることが明らかになってから急に参入してきた存在よりも、明らかに信用がおけます。
研究機関への敬意と、携わる方々の日夜の奮闘への敬意とは別の部分で、
実際に巷に流れている噂なども含め、この根本の問題をBB-Styleの視点から、さらに紐解いてみたいと思います。
まずは概要論議
BB-Styleとしては、ココロとカラダの側面が何よりも重要です。
・栄養価とその側面
・腸内で起きること
・漢方からの視点
・今の製粉方法に問題はあるのか?ないのか?
・コオロギの無毒化とは?
・日本民族として昆虫食は合っているのか?
などなど、ココに挙げきれていない項目まで含めて、たくさんのチェックポイントがあります。
なので、このテーマは数回に分けて取り上げていきますね。
賛成も反対も根本の部分が…
今、巷で激論が交わされていますが、
賛成派の代表意見は
食用のコオロギは自然に育ったものではなく養殖されたものだから無害!
そのままを食べるわけではなく粉末として食材に混ぜるから、見た目の問題もクリア!
栄養価(タンパク質)が、他の食材よりもダントツで多い!
環境に左右されず安定供給が可能だから飢餓対策として最善!
といったところでしょう。
それに対して反対派の代表意見は
いや、見た目に無理!
粉末だから安心なわけない!無害なゴキブリを粉末にしたら食べられるか?無理!
補助金に群がってるだけで結局カネだろ!
養殖したら無害になるエビデンスはどこにある?臨床や治験は?
などです。
両方の意見それぞれに、もっともでうなずける部分がありますね。
ですが、それぞれ根本の部分が有耶無耶なままです。
賛成派の方々には
栄養面、衛生面、特質面など、多方面での安全性を担保できるだけの情報が開示されていない。
と言えますし、
反対派の方々には
感情的な反発ばかりが先行していて理論的情報を受け入れにくいガードが働いている。
と言えます。
反対派の「気持ち悪い」という感情については、個人の感想なので同しようもないものですが、
賛成派には
いち早く参入した製パン会社は、大震災や大災害の時にいち早く無償でパンなどを被災者に提供してくれた優しい会社なのよ!
その会社を批判するなんて許せない!
なんて意見もあるんですよね。
要するに、どちらも歩み寄りをするための理性的で理論的な情報を持っての議論が現状ではほとんどないというところです。
時期尚早
食べるにしろ拒否するにしろ、現段階で『結論』を出すのは時期尚早と言えます。
明らかな問題はあるものの、それをクリアできるテクノロジーが開発されれば問題はなくなるわけです。
反面、いままで気づけなかった新たな問題が発覚する可能性だってあります。
突然降って湧いたかのような昆虫食ブームに、充分な検証をしていない今では、結論を出すのは早すぎるということです。
では、現段階で分かっている問題は何なのか?
どうクリアしていく予定なのか?
どこから取り組んでいくべきなのか?
などについて、次回から具体的にメスを入れていきたいと思います。
この情報が、CoKaラボのみなさんにとっての判断基準となるよう、公平な立場で情報をお伝えしていきます。
「自分なら、どの段階までクリアになれば取り入れ始められるか?」
の指針にしていただければ嬉しいですね!
前向きなココロと元気なカラダは一番の財産!
それではまた次回。